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Blog~真夏の「中医学」食養生の豆知識(第1回)

第1回 [心(しん)の豆知識] ~ 夏は心(しん)が要!

はじめに:
「中医学」食養生では 
臓腑季節との相応関係を着目し、それぞれの季節にそれぞれの相応臓腑の養生を特に大事にする考えがあります。

7月、8月は真夏の季節にあたり、「中医学」ではしん)心臓や血管含む)循環系と相応します。暑さで心(しん)に負担がかかりやすく、不調が現われやすいため、心(しん)の食養生は最も大切!

夏バテや心臓への負担などを配慮すべき、今年の夏は猛暑になるとの予報が出ているようです。
心(しん)の食養生を智慧を習得し、日々の飲食に取り入れて、早めの対策を致しましょう♪
 

☆ 「中医学」的とは 五臓のひとつ

血液を循環させ、生命活動の中心的な存在で、“君主之官”と呼ばれる五臓のリーダー。
ほか、精神、意識、思惟活動も司る。「現代医学」の心臓より働きの捉え方が広い。

A 心(しん)の主な生理機能(働き)

1.主 ”血脈“が脈管内で血液の運行を推動する働きを示す)
 心気の推動(拍動)によって血(血液)を絶え間なく脈(血管)内に循環させて
  全身に行き渡らせる働きがある;全身の各臓器に濡養与え、生命活動を維持する。

2.主“神明” が精神、思惟活動を司ることを示す、“心蔵神”)
 “神明”~ 広い意味:生命活動の表わし、外の形証(眼神、仕草など)
 狭い意味:精神、意識、思惟などの活動。

 心の機能が正常で、気血が充盛すれば、意識は明瞭で、思考も敏捷である。
 (「現代医学」では思惟活動は脳とされていますが、「中医学」では心の働きにも関与しているとの認識。)

*「生理的な特徴」

1.は陽臓で全身の陽気を主る。
   の陽気によって、血液循環を推動し、生命活動を維持している!
 (陽熱の本源であり、心包と三焦を通じて陽熱布達して全身を温煦する。)
2.心気は夏に通じる
 心は五行の火行に属し、心は夏季に最も旺盛になる。

B 心(しん)と関連する器官

1. 全身の血脈はすべて心が関与している
 ~心気・心血の充足度が脈象と顔色から判断出来る。
 (血脈が満たされれば顔の血色が良く潤いも艶もある。)

2.舌は心の外候であり、心気が舌に通じる
 ~言語、味覚とも関わりがある。

3.汗は心液である
 ~汗の生成と排泄が心と血液に密接な関係をもつ。
 汗は(心)陽気が津液(水)蒸騰し、肌表から外泄によって生じる;
 津液は血液の重要な組成成分であり、津液(水)と血は一つの源である。
 血液は心が支配しているので”津血同源”、“汗血同源”なのである。
        (暑さで汗を大量にかく→血がドロドロになりやすい)
 

4.経絡上心と小腸は密接に繋がっている
 心の陽気が小腸を温め その働きを助ける。

「小腸の主な働き」
 ・小腸は胃で初歩消化したものを受け入れ、更に消化して精微(気血水)を作り出す。
 ・精微と残渣(老廃物)を区分し、精微を吸収するが同時に水液も一緒に吸収され、
  不要なものは大腸へ。従って尿量とも関係がある。

「西洋医学」的な心臓とは

握り拳大の200~300g、心筋が出来ている循環系の臓器である。
心臓は、右心房、右心室、左心房、左心室からなる4つの部屋に分かれています。
それぞれが一定のリズムで収縮と弛緩を繰り返し、全身に血液を送っています。

心臓の主な仕事
 酸素をいっぱいに含んだ血液をポンプの作用で体中に送り出すことです。
 毎分60回 から90回収縮して血液を送り出します。

心臓の右側部分」~肺へと血液を送り出し、ガス交換を行う(二酸化炭素から酸素へ)
心臓の左側部分」~全身に血液を送り出します。
これにより、全身の組織に酸素と栄養素が運搬されるとともに、
各部で二酸化炭素などの老廃物が血液中に取り込まれ(回収)肺や腎臓などの器官で排出するために
運ばれます。

※夏の季節と心(しん)の深い関係:

夏は五行では「火行」に属し、心の「生理的な特徴」は心気夏に通じるゆえ、
心気は夏季に最も旺盛になる。夏の暑さで心の不調も現われやすい!

1,心の働きの失調:

 ①主”血脈“への影響~  「心火亢盛」になりやすい

   ・暑邪が侵入しで心の陽気が上がり過ぎますと
    → 脈が洪大に、動悸や息切れなどの不調を呈します。
   ・猛暑の邪などで、「心火上炎」になりますと
    →顔が‘赤く、イライラ;胸が暑苦しい;脈は数有力の不調を呈します。
      更に水分が奪われ、のどが渇き、尿が濃い、便が硬いなどの症状も。
        (ひどい場合、吐血や鼻血など)

  ②主”神明“への影響~ 「心神擾乱」なりやすい

    ・暑邪が侵入で、心の陽気が上がり過ぎますと
     →心煩、イライラ、不眠など精神状態などの不調を呈します。
    ・猛暑の邪などで、「心神擾乱」が進みますと
     →狂躁(さわぎなど)、譫語(うわごと)などの症状が現われる場合も。
        (重篤になると、意識障害や精神異常に陥ること!)

2,心の陰陽バランスの失調:

   暑邪の侵入で、心陽が‘上がりすぎ、心陰陽バランス失調~
    「心神不安」や「心陰虚」になりやすい

  → 動悸、めまい; 脈が細い;
    頬が赤い、ほてり; 寝付き悪い、寝汗などの不調を呈します。

  ※汗(心の陰液)を沢山かくことで、「傷津耗血」になりやすく
    →心血不足や心気消耗を引き起こすことも!

 

2016/07/01

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