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Blog「食レポ」 ~中国の夏の食レポ

中国のお寺の精進料理について 2016/8/19

今回は中国出張のついでに、故郷である蘇州寒山寺を訪れました。

石碑「楓橋夜泊」

月落烏啼霜満天
月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ

江楓漁火対愁眠
江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す

姑蘇城外寒山寺
姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)

夜半鐘聲到客船
夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る


久しぶりに世界中に飛び回る秋爽住職の接見を受けてきました!
日本のお線香を差し上げたところ、住職は自ら線香をお焼香し、
わたしも手を合わせて、祈りを捧げました。
こころの安らぎを賜ったひと時でした♪

↑寒山寺の精進料理店の入り口

「和合」とは、寒山寺の精神を表す言葉です。
「素・禅」とは、精進を意味します。この表示は、大まかなメニューの分類です。

歓談後は住職の接待を受け、お弟子さんの案内で寺内の精進料理のレストランへ。
色とりどりの旬お野菜や大豆製品などで、醤油味でピリ辛で炒めたものが多い。

いただいた精進料理 「干し豆腐とピーマンの炒め物」



精進八宝菜(揚げ麩が入っています。とても美味しい!)


和え麺
しめはスープめんまたは和えめん。
(私は和えめんを選びました。蘇州地域の精進料理はメインはめん類が主流のようです。)

どれも美味しいものでした! ご馳走さまでした♪


 「斎堂」(僧侶の食堂)

最後は僧侶たちの食堂を見てみたいと申し付けてみました;
ちょうど食事後でしたので、様子を写真におさめておきました。
品数は基本的に、4品プラススープと伺いました。
ちなみに、僧侶たちの食堂は「斎堂」と言います。
僧侶たちの食事の配膳や片づけは基本的にセルフサービスになっているとのこと。
食事内容も、レストランのような豪華なものではなく、質素なもののようです。


 

盛夏猛暑の中国家庭料理 2016/8/12更新

中国のある地方の養生センターの立ち上げコンサルのために、7月下旬から2週間程 行って来ました。 
仕事を終えて、蘇州の自家に寄りました。
連日39℃の高温でしたので、 自分はバテ気味でしたが、80歳超えている父は元気な様子でした!

実家の家庭料理


久しぶりに本当の家庭料理をいただき、美味しく、懐かしかった!
たちまちに元気になった気がしました♪
特に印象に残ったのが、田うなぎの炒め煮ときくらげの和え物。
・田うなぎはうなぎより、細く、田んぼや河などに生息するもの;

中国は日本みたいなうなぎのかば焼きという食べ方はありませんので、食べ方はぶつ切りして香辛料などで、煮込む;または 骨を抜いたあとに  炒めるなど。

・きくらげの和え物もしゃきしゃきしていて、黒きくらげは涼血の効果など十分に発揮します。
白きくらげは猛暑で奪われた体内の水分補充できて、 肌の乾燥にも役たつという一石二鳥!
大変参考になりました♪感謝!  

緑豆のおかゆ

中国では、真夏でもあまり冷たいものを口にしない食習慣があります。

例えば、夜の主食がおかゆなど消化に良いものや野菜いりの包子なども  古来の養生の知恵みたいです。
緑豆は清熱解毒作用が夏バテ予防効果に発揮できる優れる漢方食材です!

蘇州の流行りのレストラン「清華酒楼」での一品 : 田ウナギの炒め物

田ウナギの炒め物は、蘇州の名物料理です。
調理後に、お客様の目の前で、熱したアツアツのネギ油をじゅわ~っとかけて出ししてくれます。

中国では、真夏でも、老若男女問わず、とにかく皆、熱いものを食べています。
夏バテ知らずで、食欲旺盛です。

夏バテはどこに・・・?

2016/08/19